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“多国籍の学び舎”生活 

美しいアメリカの街で感じたこと、 学んだことを記録していきます。

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“効果的なチーム”とは(2)

8日間で、8時半-17時の授業後に10回もチームミーティングをし、
メールで文章のやり取りをして気がついたら寝ている・・・
という生活をしていたため、ちっとも更新できていませんでした。

忘れた頃の、続きです。日本の文化の中で、あくまで一般的にという
視座で、比較的見られにくいと感じたのが以下の5要件です。

1.多様性に寛容であり、それに価値を置くこと
2.確立され、文章化された基準/手順や約束事
3.新しい仮説や創造性を生みだす対立や論争
4.チームがオープンで「外の世界」とつながっていること
5.チームメンバーの想像力や知性、感覚や感情を刺激する
何らかの活動が行われていること

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.多様性に寛容であり、それに価値を置くこと

「まわりと同じであること」が無言の社会的プレッシャーである
日本社会において、これを感じられる場所は多くはありませんでした。
日本企業のチームでは、同じ研究室出身だから安心、体育会一色
だから居心地がいい、出過ぎた杭にならない安心感、そういったもの
は多く見られる傾向があったように思います。

アメリカの場合は、結果さえ出せれば多様性はOK。極端な例ですが、
「アナタカイシャノ、エイギョウセンリャク、カンガエマッス」
みたいな外国人が普通にコンサルタントとして雇われることは
日本ではめったにないけれど、こちらではそれが結構あります。
肝っ玉が太い国だわ、と思います。


2.確立され、文章化された基準/手順や約束事

会議で物事を決めない、といわれる日本人。意思決定は様々な水面下
の明文化されないやり取りの中で阿吽の呼吸をもって決められる傾向
にあります。(それはそれでメリットも大きい)
「不文律」という概念があり、「いわずともわかっておるであろう」
という期待値が文章になることはありません。

また、そもそも日本語があいまいさを回避しにくい言語である、という
要素もあります。加えて、神と契約を交わし、聖書やコーランを経典と
して文章化してきた民族とは、そもそも「明文化」すること、基準化や
文章化した約束事への意識が全くベツモノなのを感じます。


3.新しい仮説や創造性を生みだす対立や論争

604年、聖徳太子によって唱えられた「和を持って尊しとなす」の
ココロは、脈々と日本人の血となり肉となっています。
一部のメーカーなどでの企業では、生産ライン側が「こんなの無理!」
という図案を設計側が出してきて、喧々諤々話し合いながら製品を
作り上げ、世界商品に・・・なんて話も聞くけれど、大手インフラ系の
企業や特に半官の住宅公社などでは、カケラも見られなかった要素です。


4.チームがオープンで「外の世界」とつながっていること

縦割りの組織には、なかなか見られません。
米国も外の世界とつながっているようで排他的な顔も多々見せるので、
国別でどうこうは言えませんが、日本で「外に向けて開けている」
組織は相対的に多くはないと言えます。
また、色々なバックグラウンド・文化・国の色々な人が集まっている
だけでもその人を通じてより広い外の世界とつながることが出来る
という点で、日本ではあまり見られない要素です。


5.チームメンバーの想像力や知性、感覚や感情を刺激する
何らかの活動があること

これらも、日本の組織にもあるところはあった、と思います。
が、「想像力や感覚・感情を刺激する」という点では「それまでとは違う
異質な存在」が大きな役割を果たしているというのは事実です。
98.5%が日本民族であり日本語を話す同質性の高い社会であるが故に、
また、異質であることに対する耐性の低さ故に、相対的にこれらの
活動要素は低くなってしまっているように思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以前の仕事(採用の広報)での経験から言うと、「今年はねー変だけど
面白いのが入社して来たよ」と言っている人事部長さんと、「今年はねー、
私の出身校、しかも同じ学部の子が入社してきてね」とほくほくして
いる人事部長さんでは、前者のほうが、懐の深さと勝負強さを感じて
しまいます。

もちろん、同質性も大切です。何よりマネジメントしやすい。
ある程度のスキル、目標に対するコミットメント力、素直さ、忍耐強さ、
学ぶことへの意欲は求められる同質性だと思います。その上で、
その他の部分で「それぞれ違う」というのが面白い。
多様性というのは、面倒だけれど、面白い要素だと思います。


Criteria of effective multicultural teams by Casse Pierre(1982)

1.Value in diversity
2.Established norms / protocols
3.Confrontations and Conflict witch lead to assumption and creativity
4.The team is open to the extended “world”
5.Team activities appeal to members' imagination, intellects, sense and emotions

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