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“多国籍の学び舎”生活 

美しいアメリカの街で感じたこと、 学んだことを記録していきます。

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ゴミダラケの街、25万人在住-ハイチ

今回は、以前のノートから、ハイチのスラムの話を。

haiti.jpg

世界各国の画像を見ていると、特に途上国において、
びっくりするほど汚い街を見かけることがあります。
そういえば、『その国の平均からしても相当にゴミが多い場合は、
治安面で危険なケースが多いので、土地勘がないまま迷いこまない
よう細心の注意を払うように』という注意を受けたことがあります。

大学院の同級生が、ハイチの貧民街シテ・ソレイユという街の
写真をみせてくれたことがあるのですが、なかなかにすさまじい
ものでした。

日本人の感覚からするととても耐えられないごみだらけの場所・・・。
そこに掘っ立て小屋が建てられて、人が住んでいます。豚やねずみも
ノミもシラミもゴキブリもいっしょくたです。ひどい異臭がし、治安も
衛生状態も非常に悪いとのこと。

haitian_children_12182548_std.jpg


時々日本でもゴミ屋敷が話題になってテレビで取り上げられますが、
その規模は比較になりません。25万人が住んでいます。

通りなど公共の場所がきれいかどうかは、その地域の治安を反映
しています。アメリカは、同じ地域でもブロックごとに犯罪発生率が
全く違うのですが、街に散らばるゴミの量や落書きはその地域が
安全かどうかの大きな判断材料になります。ニューヨークの
ジュリアーニ市長が、地下鉄の落書きと割れた窓をなくすことで
犯罪発生率を劇的に減少させたのは有名な話です。

子供もいるのに何故自分の家の周りだけでも掃除しないのか、
そんな疑問の声も聞かれます。ただゴミの中にすわりこんで、
一日をぼんやりとすごす虚ろな目の若者の映像を見るにつけ、
そこに住む人が単なる怠け者に見え、そんなだから底辺の生活
から抜けられないのだと言われたりもします。

けれど、彼らはあえてきれいにしていないのかもしれません。

ひどい衛生環境も不愉快さも越えてそこに住むということ、
そのままにするということはそれなりの合理性があるのだと仮定すると、
色々な仮説が考えられます。

ギャングが都市部を牛耳る中で、自分たちの地域をキレイに居心地よく
してしまうと、彼らはたむろするだけではなく、その場所をとって
しまうかもしれない。住人は、社会的に見放された人たちで、
ああいった、通常であればとても住めない汚い環境のなかでいるから
こそ、彼らはその存在を社会的に容認されているのかもしれない。


あの掘立て小屋のまわりのゴミは、彼らを守っているのかもしれない。
また、ちょっとキレイにしたところで結局何も変わらない、といった
絶望感を象徴しているのかもしれない。そう考えると、なんとも言えない
気持ちになります。

治安の悪さ、公共心のなさ、貧困、仕事がないこと、教育制度と衛生
管理が不十分であること、蔓延する病気と餓死、社会層の断裂・・・・
街にあるゴミは、それらの問題を主張しているようです。

どろくっきー
一時期有名になった「泥のクッキー」を作り、売りに行くハイチ人。塩分を含んだ泥とショートンニングでクッキーをつくり、それが食事となります。

いろいろな国際機関が、諸問題への対応策を立てて、実際に行動もして
います。泥を子供に食べさせて生きながらえる親子をみると「とりあえず
駆けつけて助けなければ」という人の気持ちも分かります。

実際には、その時喜ばれても、それだけで終わるのならば、命がついえる
のが延びるだけで、その間にも子どもは生まれ、病気は流行り、人口が
増えれば犯罪も起こる――となるため、私は、安易な援助には強い反発を
覚えるのですが・・・。

何かするなら、徹底的に根本原因をなくすまで、どっぷりと首まで
漬かるほど足をつっこみ、さらにキッチリExit Strategy(出て行く
ための計画)をもって臨むべきだと思います。

アウトサイダーの組織は何から手をつけていけばいいのか、
そもそも手をつけるべきなのか、ということも含めて考えさせられます。
並大抵の覚悟でできることではないと、少し怖くも感じています。

ハイチ
ハイチは、英語ではヘイティといわれ、中央アメリカの島国(西インド諸島)の一つ。外務省のHPには、「車で移動していても、また、車までの移動の途中に誘拐されることがありますのでご注意ください」と表記される。隣り合ったドミニカ共和国との貧困度合いの大きな差から、ガバナンスが違いが人々の生活にどれほど影響を与えるのかの引き合いにだされたりもする。


※シテ・ソレイユでは、食料援助や2000万ドルを投入した雇用創出プログラムなども数年前からスタートしており、その進行状況が気になるところです。
(ちなみに、この分野の特徴として、上手くいっていなければいっていないほど情報は出にくくなります。)

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